今までに体験したことのない凄まじさだった。
玄関の外に置いた植木鉢を見に外に出たら、太い真っ白な光の線が小学校の脇にまっすぐに落ちると同時に、オレンジ色の小さな火花が激しく飛び散った。
花火のようだった。
音は…、音と認識することができない爆音と振動、そしてそれに続く地響きと…。
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次々と…、目で見える範囲に次々と落ちるのが見えた。
雨で煙る向こう側に落ちると、
落ちたところがまぁるくオレンジ色にぼやけた。
あぁ、きっとさっき見たように、火花が散っているんだ。
避雷針に落ちるときには、火花が散らない。真っ白な光のままだ。
駐車場の向こう側に建つアパートの避雷針にも、まっすぐに落ちた…
と、思う。
あまりにも光が強くて、あまりにも光が速すぎて、
はっきりと確信は持てない。ただ、まっすぐ…
まっすぐ避雷針と空が繋がったように見えた。
その後、ベランダ側の窓を確認しに行き、部屋の中に向き直ったとたんに
強烈な光で目の前が真っ白になった。同時に爆音。それから。空気に残った音が地鳴りのように響く。
きっと、うちのアパートの避雷針だ…。
子どもの頃から、夕立も、雷も、好きだった。
安全な家の中から雷を見ているのが、好きだった。
でも今日は、おそろしいとしか思えなかった。
ただただ、その威力に圧倒され、呆然と立ちつくしていた。
雷は古来、神鳴、神也、神在…
だったかもしれないと思った。
雷は、楽しんで見るものではなく、まさに畏れるべきものだった。
知っていたけれど、わかっていなかった。
まだまだ、初めての体験がたくさんある。

ベランダの蓮池が、ガマ池に変わってしまった。
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数年前に、メダカの鉢から見慣れない草の芽が生えてきた。
どうもガマではないかと思いながら、年々増えていくにまかせていたら
今日、とうとう本当にガマであることが判明。
特徴的な穂が現れた。
こんな高層階のベランダに、一体、どうして?
どこから?
鳥が運んできた?
蒔いていないのに、出てきたガマ。
そして、今年、蓮はとうとうなくなってしまった。
結局、蓮は一度も花をさかせられなかったなぁ。

GW前半、岩手に出張でした。
透き通った風に吹かれながら駐車場に向かう道の脇に、高く伸びたフキノトウがたくさん立っていました。それに綿毛がついていてビックリ。蕗の種は、タンポポみたいな綿毛だったんですね!
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信じられなくて、萼の香りを確かめたら、やっぱりフキノトウの香りです。今まで、食べ頃のフキノトウと、花が咲いているフキノトウと、夏に茂った蕗の葉とは知っていたけれど、蕗の種は知りませんでした。
駐車場に辿り着き、レンタカーに乗ろうとしたら、車のまわりをたくさんの綿毛が舞っていた。風に舞っている綿毛を追いかけて、がんばって”2ふわ”つかまえて、車のドアを開けてふと下を見ると、車止めのわきにたくさんの綿毛が吹きだまっていた。これを拾った方が早かったね。ま、いいか。風に舞っていた粋のいい種の方が、きっといいよね。小銭入れに岩手県産蕗の種を入れてお土産に持ち帰り、自宅のプランターに蒔いてみた。2つだけの種。蕗、出てくるかなぁ。
この夏は鳩に縁があるようです。
先日に引き続き、また迷い鳩をみつけてしまいました。
でも、今回の鳩は前回の鳩と違い、残念ながらすでに息絶えていました。
朝、カラスが騒いでいるのでベランダから外を見ると、
駐車場で、1匹の猫と13羽のカラスの攻防戦が見られました。
ゴミが散乱しているようなのでゴミをあさっているのかと思ったのですが、
息子が双眼鏡で観察していたところ、
ゴミではなくて白い鳥だ...とのこと。
私も双眼鏡で見たけれど、レジ袋がひろがっているようにしか見えず...。
ふと後ろに気配を感じてふりむくと、娘が望遠鏡を取り出してきていました。
息子が望遠鏡を設置し、その白いものが「鳩であること、脚環をしていること」がわかりました。
あぁ、がっかりです。きっと大切にされていた鳩なのでしょうに...。
せめてできることをと、娘と一緒にスコップを買ってきて土に埋め
協会にメールで番号をお知らせしておきました。
それにしても、一体どこの鳩だったのでしょう。
どうしてあんなところで息絶えてしまったのでしょう。
猫に襲われてしまったのでしょうか。
ここは、鳩達の通り道になっているのかなぁ...。

夏休み第一日目、息子と日原鍾乳洞へ行って来ました。
日原鍾乳洞は、子どもの頃から行ってみたくて
でも「あんたはバスに酔うからダメ」と、親には連れて行ってもらえず、
大人になってバイクに乗るようになってからも、
何度も入口までは行きながら、なぜか中に入ったことはなかったのでした。
奥多摩駅8時10分発鍾乳洞行きのバスは、
ハイカーたちを乗せてくねくねと山道を登っていく。
途中、川乗で登山に向かう数グループが降り、
鍾乳洞で降りたのは、釣りらしき一人のおじさんと、一組の若いカップルと、私たちだけ。
鍾乳洞入口までのわずかな道路を、赤とんぼとたわむれ、のんびりと散策。
徳利から杯に酒をついでいるような形の滝という「銚子滝」が見えると、もう入口です。
汗を流しながらギラギラと照り返しの強い舗装道を昇っていくと
駐車場のおじさんが、「中は寒いよ」と話しかけてくれて
息子と2人、いよいよ気分も高まります。
ここはとにかくロケーションがいい。
後ろには岩山が高くそそり立ち、橋を渡ったところにぽっかりと開いた鍾乳洞の入口からは
湿度の高い冷気が勢いよく吹き出している。まるでドライアイスの煙のようだ。
あまりの冷気にあわてて長袖を着込み、いざ鍾乳洞へ!
入口の温度計は8度と9度の間を差している。
いやはや広い!
鍾乳洞というよりは洞窟といった感じだけれど、そんなことはどうでもいい。
「ガマ岩」のあるガラーンとだだっ広い空間に圧倒され
息子は「くらやみの谷だ!」(注:
くらやみの谷の小人たち
)と興奮ぎみ。
光の届かないそこここの暗闇から、やまびこたちが飛び出してきそうな雰囲気です。
岩の向こうにはマンモス広場が広がっているように感じ、
思わずいのちの水の流れに耳をかたむけ、
山父の足をひきずる音が聞こえてくるかのように耳をそばだてていました。
新洞に入るとこちらは一転して鍾乳洞の様相となり、
今度はモリアの洞窟(注:
指輪物語
)や、糸をたぐって進むおひめさま(注:
お姫さまとゴブリンの物語
)を思いながらの探索。
早い時間に行ったので他の観光客と会うこともなく、
思う存分洞窟探索を楽しむことができました。
さてさて今回の旅のもう一つの目的が川遊び。
気持ちのいい渓流で遊びたいと思うものの、なかなか川に降りられるところがありません。
川乗渓谷にはよく釣り人がいたのを記憶していたので、そこまで歩くことにしました。
しかし1.1キロの日原トンネルは厳しかった!
外と違って涼しいのはいいものの、とにかく排気ガスのにおいがたまらない。肩にかけていたタオルを4重にして口にあてての早歩き。
途中、バズログ(注:
指輪物語
)がやってくるかのような地響きが遠くからやってきて、
どんどん音が大きくなり、最後には轟音に...。
どんなに大きなトラックが来るのかとドキドキしたものの、
やってきたのはかわいらしい軽トラックで、2人で大笑いでした。
声も響くので、2人で色々な声を響かせて楽しみました。
トンネルの終わりの方では息子が「ヤッホー」と大きな声を響かせ
トンネルを抜けたときに、警備のおじさんが「ヤッホー」と返してくれました。
こういう交流が、嬉しいね。
なんとか10分以内でトンネルを通過し、ホッとひといき。
それからは、もちろん途中であちこちに寄り道。
倉沢のヒノキ(東京で一番長寿のヒノキ)近くでおにぎりを食べ
東京一高い倉沢橋で記念撮影をして、
川乗の渓谷に着いたのはもう1時過ぎでした。
息子と2人で「ガマヶ淵」と名付けたこの場所は、最高に気持ちがよかった。
川の中には大きなガマがいてたくさん遊んでくれたし、
アユだかヤマメだかが水面の虫を食べに時々姿を見せ、
美しい糸トンボと黒アゲハが舞い...。
「ガマヶ淵」で3時近くまで十分に遊んでから帰路につきました。

その後も、小さな鍾乳洞へひとつ寄り、
道に迷い出た太ミミズを救い、
3人以上で渡ってはいけない怖い吊り橋をおっかなびっくり渡り...
などなどあちこち寄り道をして...。
あちこちで工事のおじさんに「どこから歩いて来たの?」と聞かれ
鍾乳洞からと答えるとみんなが驚いてくれるので、息子は得意げ。
しかし「何時間くらいかかった?」との問いには答えられず...。
だって、朝から歩き始め、すでに日は落ちかけているのですもの。
奥多摩駅に辿り着いたのは5時近く。
奥多摩に来たときのお決まりで、沢井で降りて寒山寺の鐘をつき、
隣駅の軍畑まで歩いて、帰宅は7時前でした。
あぁ楽しかった。山ってホントに楽しい!
でも、月曜日はあちこちが定休日なんですね。
寄ってみた日原の森林館は定休、いつもすごく辛いわさび漬けをお土産に買う沢井の酒造も定休、
ままごとやも定休なので寒山寺も閉じていて、少し寂しかったです。
<割引券等>
電車:西武線沿線から行くなら「
奥多摩ハイキングフリー切符」がお得デス。(2日間乗降自由)
バス:
バス共通カードがお得
日原鍾乳洞:
割引券あり
土曜日に、お友達に誘われて、生まれて初めて潮干狩りに行ってきました。
何やら不思議な生物がたくさんいる砂浜で
遠浅のなま暖かい海の水にくるぶしまで浸りながら
たくさんのアサリを採る楽しさは格別でした。
しかし! 楽しい後にこんな痛いことが待ち受けているとは思いもしなかった。
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右手中指の爪の脇からバイ菌が入ってしまったようで
夕方から痛み出し、翌朝には痛みで目覚めてしまいました。
爪の脇から血がにじんで腫れていたので
水を流しながらギューギュー押して膿を出し、
家にたまたまあったゲンタマイシンの軟膏(注)を塗って
夕方にはなんとか痛みもひいたものの
軟膏がなかったら、きっと今でもうめいていたに違い有りません。
私の場合、たぶん潮干狩りに行く前夜に爪を切ったとき
ちょっと深爪気味だったのがいけなかったではないかと推測したものの、
爪伸び放題の息子までもが潮干狩りの後に「右手中指の爪が、かゆ痛い〜」と言っていたので、軽くならばきっとよくあることなのではないでしょうか。
潮干狩りに行かれる皆さま、爪には要注意です!
なぜって、潮干狩りに行くのはたぶん週末だろうし、
つまり医者は休みだし、
痛くなるのはきっと利き手の指だろうし、
痛い指で砂だらけの洋服を洗濯し、大量のアサリをゴリゴリと洗わなくてはならないし
膿の出る指でアサリ料理をしたくないしね。
私のような大人ならまだしも、小さな子どもだったらかわいそうです。
できれば素手はやめて、軍手かゴム手袋をした方がいいかもしれません。
そうは言ってもね、大きなアサリをより分けるために砂をさぐるのは、
やっぱり素手でないと醍醐味が薄れますよね。
何かいい手はないかなぁ。
え? 熊手? いえいえ、熊手で掘った「その後」の話なんです!
注:ゲンタマイシンの軟膏以前、靴が合わずに足の爪脇が痛くなったときに皮膚科で処方してもらいました。今回は同症状だったこと、薬局でもらった薬の説明書を読んだ上で使用しました。もちろん使用期限内です。
●潮干狩りの絵本●
うさこちゃんとうみ / ディック ブルーナこの本は、私のファーストブックです。
幼い頃、様々な模様の貝をひとつひとつ見るのが大好きでした。

朝、視界に見慣れないものが入った気がして、ギョッとしてよくよく見たら、もっともっとギョッとした。部屋にあるアロエベラの鉢に、まるでやわらかなスフレかなにかのように美しい巨大な黄色いキノコが生えていた。アロエベラの鉢にはめったに水をあげないのだけれど、おとといに米のとぎ汁をたっぷりあげたばかりだから、この気温と湿気とで生えたのでしょう。
6階にあるこの部屋に、はるばるとこのキノコ菌はどこからやってきたのでしょう。もしかしたら何年もの間、この土の中で深く深く眠っていて、ひたすらこの時を、そう、その傘を広げるのに最適な条件になる時を待ち続けていたのでしょうか。
夜、帰宅してから見に行くと、朝には10センチほどもあった傘が、すっかり縮んで5センチ足らずになっていました。
はたしてどれほどの胞子をまき散らしたのやら...。
今頃、キノコの胞子たちは、その菌糸を押入や畳の中に伸ばしているのかなぁ。
キノコは、食べて、育って、生きている時は見えない。
来年の梅雨、家中の畳からこのキノコがニョキニョキ生えてきたら困るかなぁ。
食べられるキノコだったら、生えて欲しいなぁ。
でも、どう見ても毒みたいだったからなぁ。
やっぱり生えないで欲しいなぁ。
キノコに関するお勧め絵本
『ほら、きのこが…』 文/越智典子 写真/伊沢正名(福音館書店)